パニック障害
パニック障害とは
パニック障害とは、なんの前触れもなく、死んでしまうのではないかと感じてしまうぐらい強い発作に襲われてしまう状態のことを言います。
電車やエレベーターの中といった閉じられた空間で起きやすく、発作の起きやすい場所に行くのを避けるようになってしまい、日常生活に影響を与えることもあります。
パニック障害の症状
パニック障害の症状の特徴は、突然発作が起きるということです。
胸が苦しくなったり、冷や汗をかく、命が脅かされるような不安を感じることが多くあります。
しかし、そんな苦しい症状も時間が経てば消えてしまうため周りの理解が得られにくいことも、パニック障害の方の悩みです。
本来ならば、胸が痛むといった症状が生じた場合は心臓に異常があることが疑われます。
ただ、パニック障害のかたは、検査をおこなっても内科的な異常がまったく見つからないという人も少なくありません。
逆に言えば、心臓が痛んだり、呼吸がしずらいという症状があるのにも関わらず、検査で問題が見つからない場合はパニック障害の可能性があるといえます。
パニック障害は一生の間に100人に1人から2人が経験する珍しくない病気です。
自分がパニック障害ではないかと感じたら、心療内科にご来院ください。
パニック発作
突然、動悸や発汗、頻脈、ふるえ、息苦しさ、胸部の不快感、めまいが起こることです。
また、このままでは死んでしまうのではないかという強い不安感に襲われる場合もあります。
予期不安
予期不安は、また発作が起きるのではないかといつも感じてしまう状態です。
この不安感を感じてしまうということもパニック障害の一種です。
広場不安
広場不安は、苦手な場所に行くと不安を感じてしまう状態です。
職場や学校、電車、美容院など人によって場所は様々です。
パニック障害の治療方法
パニック障害は薬物療法が効果を発揮しやすい障害です。
薬に頼らず、気持ちだけで治そうとは考えないでください。
また、認知行動療法も効果的です。
苦手な外出に対して少しずつ挑戦することが治療の一環になります。
もちろん、個人によって適切な治療方法が違うため一度心療内科に来院しカウンセリングを受診してください。
ご自身のペースでパニック障害を克服していきましょう。