心療内科に行くべきかどうか迷う。受診すべき兆候とは?
心療内科に行くタイミングについて
もし現在、人間関係、会社での仕事について、ご自身のおかれている環境を「とても辛い」と感じていて、このページに辿りつかれたのであれば、心療内科を受診してみましょう。
「大した症状も出ていないのに言って医師に笑われないだろうか」
と言った心配はご無用です。
心療内科の医師はたくさんの悩みに耳を傾けアドバイスをしてきた悩み解消のスペシャリストでもあります。
もし治療が必要であれば、ご自身がどのような状況に陥っているのか説明してもらえますし、治療の必要が無くても異常がないということで安心できます。
周りに勧められてしぶしぶ受診したところ、今すぐ治療が必要な重篤化した状態だったということもあるのです。
早急に治療を開始するほど、脳へのダメージが少なく回復も早くなります。
「おかしいな」と思ったタイミングで遠慮なく受診してみてください。
心療内科を受診する目安となる兆候~身体変化2つ
「自分のいる環境・状態が辛い」「心と体の調子が悪いと感じる」などが受診を考え始めるきっかけとなりますが、それでも受診に踏み切れないという方もいらっしゃるかもしれません。
ここでは本格的に心療内科に行くべきと判断できる2つの身体変化についてご紹介します。
1:中途覚醒
眠りの途中で目が覚めることはありませんか?
目が覚めてから朝方まで眠れない、夜中に何度も起きてしまったりするならば注意が必要です。
実はうつ病の9割以上は睡眠障害を合併しています。
反対に過眠(寝過ぎ)の場合もあるので睡眠の質に変化が現れているのであれば受診の目安となります。
2:食欲不振、頭痛など
食欲不振や頭痛といった普段現れないような症状が1週間、2週間と長く続く場合も要注意です。
心療内科を受診する目安となる兆候~心の変化3つ
1:うつ状態が2週間以上続く
私達人間は、強いストレスを受けた際に、一時的に落ち込んでしまったり元気が無くなったりします。
これは正常なストレスへの反応です。
もし、こうしたストレスによるショックでイライラする、何をしても楽しめない、1日中憂鬱になるなど、何に対しても意欲が湧かないといった心の変化が2週間以上続く場合は心療内科を受診しましょう。
2:思考力低下・集中力の低下
- 今までにない位の落ち込みが続いている
- 自分なんていない方が良いのではと悪い方向にばかり考えてしまう
- 何をしても集中力が続かない
など、思考力・集中力の低下に当てはまるのであれば、心療内科に行くべきタイミングです。
特に「死にたい」と言ったことがある、思ったことがあるのであれば、ストレスが心を深く蝕んでいる状態と言えます。
もし周りの方でこの言葉を発しているのを聞いたのであれば、すぐに心療内科の受診を当人に勧めてください。
3:日常生活に支障が出るほどになっている
落ち込みにより仕事を欠勤している、自宅にこもりがちで誰とも話したがらない、接触したがらないなど、日常生活に必要な行動ができなくなくなった状態にいるのであれば、一刻も早く心療内科を受診し、ストレスの原因を探っていきましょう。
心の病気は適切な治療を行えば、少しずつ良くしていけるものです。
心療内科を訪ねる最初の一歩を踏み出すのはとても勇気がいることですよね。
当院は来院してくださる患者様がその一歩にかけた思いを真摯に受けて止めて、回復に向けてサポートさせて頂きます。
気になる点などありましたら、いつでもご相談下さい。
2018年7月19日 カテゴリー:こころのコラム
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